相続人が知らされていない預貯金

2013-08-28

こんにちは、社会保険労務士・行政書士の三嶋です。

数多く相続手続きをさせて頂くと、意外とご遺族が把握されていない財産が多いことに驚かされます。

特に預貯金が多いのですが、へそくりのような内緒のお金であったり、亡くなられた方ご自身も忘れてしまった銀行口座であったりと様々です。

最近多いネット銀行であったりすると、通帳がなかったりしますので、なお更かもしれません。

遺族が把握していないと当然、相続税の計算に組み入れずに申告してしまうことになります。その場合でも、税務署はきっちり把握しますので、ある日突然の税務調査で判明し、本来払わなくていい追徴税、重加算税を払わされるということになるかもしれません。

また、金融機関での払い戻しや名義変更の相続手続きをしないでそのままにしておくと、いわゆる休眠口座となってしまいます。休眠口座とは、長期間にわたって、引出しも預入れもされていない口座のことであり、法律では、残高の大小に関わらず、払戻す意思がないものとみなされ、5~10年で消滅時効が成立します。せっかく生前貯められた財産が消えてしまうのです。

この休眠口座、なんと12億口座以上、金額にして約850~880億円あるとも言われております。

相続のご依頼を頂戴すると、このご遺族が把握されていない預貯金がないかどうか、職場やお住まいの近隣の金融機関で、出来る限り調査させて頂いておりますが、いかんせん世の中すべての金融機関を調べることは不可能でありますので、残されたご家族が税務調査で苦労しないためにも、せっかくの財産をきちんと相続するためにも、遺言書で、全ての財産について、記載してあげることが一番かと思います。

 

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