相続問題を引き起こすのは他人だ!

2013-12-17

これまで、相続の話し合いに多く関わってきましたが、

ひとたび相続争いが発生すると、

相続人が全員心から満足する結果とはなりません。

 不平や不満が勃発すると、

一見うまく遺産分割協議がまとったように見えても、

 相続人がチラリと見せる表情から

「心から納得がされていないんだな」

 と感じることがよくあります。 

それでも男兄弟だけで相続をされる場合は、

 比較的合理的な話し合いとなっているように思います。

怖いのは、遺産分割協議の話し合いに相続人の妻が加わる場合です。

 「なぜ、長男が損をするの?一番多くもらって当然でしょ。」 

「なぜ、お義母さんは次男を不公平にあつかうの?」 

「なぜ、そこまで譲歩や我慢しなければならないの?」 

など、他人であるぶん、どうしても相続人の妻という立場で、

 思わず本音が出てしまうのでしょうね。 

相続人である夫は、一流会社に勤めていて、 

そんなに、お金に困っていることがないような家庭でもそうなのです。 

相続が争いになるのはすべて「心情的問題」が根底にあるときです。 

「相続問題を引き起こすのは、

今まで抑圧してきた妻の感情が言葉にされたときと言えます。」 

かつての日本のように子供がたくさんいて、

親の財産を分け合う時代であれば、

 相続する財産もそれほど大きくなく、

相続税もそんなに高額になるようなこと はありませんでした。

 少子化が進んだ今の時代、

 兄と弟が二人で、

和やかな雰囲気で話し合う相続とはなかなかいかないように感じています。

 

 <センター員:木下英志>

 

 

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